名も無きぐうたら日記

型月とかゲームのこととかをぐうたらに書いていく日記帳

アニメ感想:コードギアス 復活のルルーシュ(ネタバレ有り)

どうも無銘です。

最近アニメ感想記事を書くことが少し増えてきてて自分でも驚きです。

さて、今回書き殴るのは…劇場版コードギアス 復活のルルーシュです。

ついに来た…復活のルルーシュ

リヴィジョンズ感想記事でも少し書いたんですが、ぼく谷口悟朗監督のスクライドコードギアスが大好きなんですよね。

亡国のアキトの3、4章あたりがやる時に知り合いから勧められていたのもあり試しに反逆のルルーシュの1話見てみるかーと見たらそこからどハマりで気がつけばBDBOXをポチっていた。

そして、10周年記念の際に発表されていた復活のルルーシュが2/9についに公開されて早速見てきましたのでネタバレをしながら感想を書いていきたい。


まず、はじめに…最高に面白かった。

ルルーシュが復活するならそうなってほしいというのを完璧に描いていた。

復活したルルーシュが“もう一度だけ”ゼロに戻るというのが良かった。

悪逆皇帝ルルーシュとして討たれた自分が不必要に自分がいない世界に干渉すべきじゃないというのができていてよかった。


予告だとゼロレクイエム後のルルーシュが全く出てこなくて本当に復活するのか?と思っていたら普通に最初の方に生きた姿で出てきて驚いたが、服装を見るとTV版最終話でC.C.の乗っていた馬車にいる男はルルーシュなんじゃないか?って推測が当たっていたような気がする。

しかも完全な状態でなく心を失っていた。

シャルルからのコードを奪っていたようだが、どうやら完全な継承はできていなくて身体は死ななかったが、心がCの世界に取り残されたというのも良かった。

コード継承説も反逆のルルーシュの頃からあったし、復活に関しては結構納得いく答えだった。

それに何もなく復活!じゃなくて心を取り戻す必要もあったし、復活するのはルルーシュやスザクのゼロレクイエムにはない計画で言ってしまえばC.C.のワガママなのも良かった。

ルルーシュもスザクも「なんか生きてるんだけど!?」な感じなのが良い。


そして、これはパンフにも書いてあったんだけど、生きていたことにスザクが怒るのはそれは彼の役割だと思うし、そしてまた会えて良かったという気持ちも入り混じっていたのが良かった。

ゼロという仮面は想像以上の重責で大変だったのにそれを押し付けたルルーシュが生きていたと知ればユフィのこととかもあるしでそりゃブチギレる。

でも、やっぱり親友にまた会えて嬉しいという気持ちもあって良かったね。

殴ってスッキリしたのかその後はちゃんと親友として一緒に戦う仲間として行動していたし。


ルルーシュもゼロレクイエムが終わったし、みんなもう色々知ってるしで少し温和になっていて良かった。

コーネリア達の前に出てナナリー救出を頼む時も仮面を外してゼロだけじゃなく、ルルーシュとして頼んでいたのもコーネリア達が協力してくれた理由の一つだと思う。


それと真面目に驚いたのが扇。

ゼロを信じきれなかった自身の行動を後悔していて、次はゼロを最後まで信じたいとコーネリア達を説得していたところと日本が名前を取り戻せたのはルルーシュのおかげだと言ったこと、そして自分自身に銃口を向けたこと本当に驚いた。

どうやらすぐ総理を辞職して黒の騎士団関連で働いているのかそんな感じだったし。

それと最後の玉城との会話で

玉城「なァ、俺たちって正しいよな…」

扇「それは歴史が決める。俺たちは良いと思ったことを精一杯やるしかないんだから(うろ覚え)」

これが良かった。

反逆のルルーシュの時の扇は「ナオト、俺たちはこれで良かったのかな」と言ってばかりだった。

たしかにそれに対する答えは出ないが、彼はずっとその問いだけをしていて、ゼロを信じきれず追放したり、シュナイゼル側に付いたりと色々とやってしまった。

ただ復活のルルーシュだとちゃんとした答えは出せない。でも、それでも自分達が良いと思ったことを信じてやっていこうと答えは出ていない(出せない)けど1ステップ進んでいた。

それが本当に良かった。

それと扇は「まぁまぁそう言わずみんなでやっていこうぜ」とゼロと他のメンバーとの仲介役としての能力はやっぱり高いと思うんだよね。そういった立ち位置だったし、ナナリー奪還作戦の時は玉城とペアで初期のナオトのグループを率いていた時のような規模の行動だったのも良かった。

復活のルルーシュの扇はそういう立ち位置だと最高に輝ける!というのを見事にできていて凄かった。

めちゃくちゃ扇について長く書いてるからそんなに良かったということを感じてくれ。


さて、今回の敵側のキャラも良かった。

ジルクスタン王国のシャムナとシャリオ、この二人は本当に反逆のルルーシュの頃のルルーシュとナナリーに似ていた。

お互いがお互いのことを想って行動しているのにどこか独り善がりなところ。

この兄妹と姉弟の対比も良かった。


他にも反逆のルルーシュ組がほとんど総出なのが良かったなぁ…ほとんどみんな出ていたし何かしら行動していたのも良かった。

ほんと同窓会みたいな感じだった。

そんな中事件が起きて気まずいけどルルーシュが戻ってくるという感じ。

そう、こういう続編が見たかった。まさにそれを体現していた。


スザクとカレンの共闘も最高に熱かった。

お互い実力は認め合ってるけど、一緒に戦うことがなかった二人がついに共闘する。

もうそれだけで最高だったし、また紅蓮とランスロットが動く姿が見れて良かった。


全て終わった後についに兄妹の再会。

妹は兄の憎んでいた時さえあったが真意を知った時はもう遅すぎた。

それが心残りだったけどもう一度再会して話せてよかった。


そしてルルーシュはちゃんとナナリーは一人でやっていけるから自分は必要ないことを告げてC.C.と一緒に行くのを決めたのも良い。


ルルーシュ「L.L.なんてどうかな?」

C.C.「えっ?」


もうプロポーズだろと思ったらパンフにもそう書いてあった。わかりにくいがルルーシュなりのプロポーズと。

ぼく、コードギアスの女性キャラの中で一番好きなのはシャーリーなんですけど、コードギアスという物語全体を考えた中でルルーシュの一番のパートナーってやっぱりC.C.なんだと思うんですよね。

だからやっぱりこうだよなぁ!!となった。

反逆のルルーシュでは実はC.C.って報われていないんじゃ?みたいなところがあったがついに得たものがあった。

それが最高に良かった。



────ちなみにエンディングの絵でどうやらルルーシュがシャーリーにちゃんと連絡を取っていたみたいなので本当に良かった。


復活のルルーシュ、事件の規模も話の展開も全て良かった。

知り合いの言葉を借りると空の境界 未来福音に似ている。

物語は完結してるけど、その先があるならどうなるのかをちゃんと描けていた。

本当に素晴らしい作品だった。