聴かせてやるよ────論理の律動を・・・
────真実はいつも一つ!
お久しぶりです。無銘です。
約1ヶ月半ぶりの更新。
いくらなんでも更新頻度が気まぐれすぎやしないか?と思いますがそこはスルー。
いや、ほんとはいくつか記事の下書きとかは書いておいたんだよ。これはホント。
さて、それはそうとして今回はFGOで春のミステリーフェアとして開催されている虚月館殺人事件の犯人の推理をしていきたいと思います。
実を言うとここ数日グラブル熱が高く、FGOのモチベが低下していたというのもあってシナリオを読み終わったのがつい先ほどなんですよ…
もう投票期間は終わってしまいましたが解決編の更新はまだなのでとりあえず犯人推理だけはしておきたいと思います!
名探偵コナンで鍛えた推理力を見せてやるぜ!!
さて、事件概要を説明するのは時間がかかるので割愛するとしてヒントを整理していきたい。
1.犯人の手がかりは既に作中に出ている
2.事件当事者と鯖の容姿の変換にはエラーが生じている
3.クリスのダイイングメッセージは「mom」
4.犯人の動機が重要
わかりやすいのは3つ目。
これによって容疑者はヴァイオレット家の母、ゴールディ家の母、そしてクリスの実母と思われるマーブル商会のアンの誰かに絞られる。
そして、この3人からさらに絞る為にヒント1、2、4を考えていく。
まずヒント1は既に作中に手がかりはある。
これは視覚的、文章的に既に提示されているということだ。
だから突拍子もないトリックは出てこないということ。
そして、ヒント2。
これはモーリス(男)の容姿がモードレッド(女)という変換ミスが起きていたことから人物が何かしらの属性に引っ張られて誤変換を起こしてしまっていることが他の人にも適用されているというもの。
このことから人物の容姿はヒント足り得ないと考えられる。
ヒント1と複合して考えると容姿+明言された特徴等によって初めてヒントとなるということだと考えられる。
さて、ヒント4であるがこれはそれぞれの立場から動機を考えていこう
ヴァイオレット家の母:政略結婚に巻き込まれた娘を案じている
ゴールディ家の母:自身は後妻であるため実子であり末っ子のローリーが後継者となることで自身の立場が安泰となる
アン:信用を売りとしているマーブル商会のナンバー2。ヴァイオレット家とゴールディ家の契約を仲介役。殺されたクリスの実母。クリス死亡発覚時は多少憔悴していた
この3人の中から犯人として除外されるのはマーブル商会のアンだと考えられる。
立場的に彼女にはモーリスとクリスを殺害する動機がない。
まずモーリス殺害の件だが、彼女はモーリスとジュリエットの婚約ないし各家の同盟の見届け人だった。マーブル商会が立ち会った契約を破ることはさせない。そういった信用を売りにしているマーブル商会がわざわざ婚約を破談にするメリットがない。
次にクリス殺害、これは彼女がクリスの実母ということから考えられない。アンはクリスを大事にしていた。クリスが自分の元から離れるぐらいなら殺してしまおうみたいな狂気はカケラも書かれていない。
この2点からアンは除外できる。
残ったヴァイオレット家の母とゴールディ家の母の2人のうちどちらかが犯人だと考えるとネックになるのはクリス殺害の際のアリバイではないだろうか。
クリスの死亡時刻は懐中時計より23:25。
その時刻この2人のアリバイは
ヴァイオレット家の母:22:00〜23:00の間に就寝
ゴールディ家の母:22:00〜ローリーと共に就寝
と実にあやふやである。
しかし、ここで重要になってくるのはケインとローリーの証言である。
2人はクリスが殺された夜に部屋を抜け出し23:20まで空き部屋に潜んでいた。
そこに訪ねてきた人物がいる。
ゴールディ家ないしローリーの母、ドロシー。
ドロシーのアリバイが固まってきた。
こうなるとアリバイがあやふやなヴァイオレット家の母が犯人であると考えられる。
さて、読んでくださってる方がいるならここまでの文章に違和感を覚えている人もいるだろうが、ここで一旦マシュが描いてくれた人物相関図を見ていきたい
この人物相関図によると今までずっとぼかしていたヴァイオレット家の母はエヴァだと書かれている。
しかし、よーく思い出して欲しい。実は一度も文章中でエヴァが母親だとは明言されていないのである。
エヴァとハリエットのどちらかが母で、妹だとは言われているが明言されていない。
そう考えるとヒント1、2から考えられる容姿+明言の条件を満たしていないのである。
そして、個人的にはいくつか気になった点がいくつか
まず伍の発言で浴場に入った順番を言う時だがハリエット様とエヴァ様、ドロシー様とローリー様とゴールディ家の時に母→娘という順番で話している。
ぼくは割と法則性というものを気にしてしまう人間なのでここでエヴァが母、ハリエットが娘だとその前が娘→母という順番になって法則性がおかしくなる。
さらにヴァイオレット家とゴールディ家という裕福な家系から考えると家族内の力的に母→娘という順番で話すのが自然だと考えた。
と言ってもこれはたまたま浴場へのドアを潜った順番がそうだっただけという可能性もあるので決定打ではない。
そこで、2枚目のエヴァが“母”のアリバイを証言している時である。
ここで、主人公は“母”のアリバイを“エヴァ”に聞いた。
その時エヴァ=母であるなら自分のアリバイを聞かれているだけなのだから何も妙なことではない。
しかし、彼女は妙なことをお尋ねになるのですねと言った。
それはエヴァがハリエットの“娘”だからではないだろうか?
「母は早くに休みましたよ」という言葉も容姿が“頼光”であることからミスリードを狙っていると考えた。
頼光は確かに母という言葉を一人称で使うが、エヴァの本当の姿は頼光ではなく、頼光の姿はただ主人公が起こした容姿の変換エラーの姿である。
ここではただ娘がなんとなく把握している母の就寝時間を言っただけなのである。
そして、もう一つ。ハリエットは一度も自分のアリバイを証言していない。
こう考えるとアリバイが存在しないのはハリエットだけとなり彼女が犯人であると考えた。
これがぼくの推理です。
この記事を書いているうちに12:00をこえてしまい解決編が更新されたので答え合わせをしてきます。
本当は更新前に書きたかったけどまぁいいよね!
よっしゃ答え合わせじゃ!!